ブログ

「 Leaf-Quiet / リーフクワイエット 」も新しいヴァージョンを製作しています。

2023.06.12

現在製作中のナイロン弦モデル。多くのお客様にお問い合わせ&反応いただき、嬉しい限りです。完成まで今しばらくお待ちください。

それと同時に、気になっていた「Leaf-Quiet / リーフ・クワイエット」にも手をつけています。

ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にご紹介させていただきます。

「 Leaf-Quiet 」は、以前製作していたモデルです。

コンセプトは、「コンパクトなアコースティックギター」。チェンバードボディを採用し、ネックまわりのプレイアビリティは、普段製作している「Yokoyama Guitars」同様のスケール、ナット幅を採用。ヘッド形状、ネックグリップも同じに仕上げてあります。

大きな音を出せない環境や、ライブでアンプやPAに繋いで演奏する際に最適です。深夜、ご自宅での練習にもお勧め致します。

画像は、S様のWEBサイトよりお借りしました。

こちらの個体が一番最初に製作した「Leaf-Quiet」です。ちなみに、モデルの命名もS様によるものです。

そもそもこちらのモデルは、S様のリクエストから生まれたモデル。「自宅で夜練習するときに、弾き心地の良いギターが欲しい」ということで、当時製作していたエレクトリックモデルのLeafを改良して製作しました。

その時の様子は、ぜひS様のブログでご覧ください。

今回は、もう少し改良したいと思うポイントをまとめて、製品に落とし込んでいます。

ジョイント位置を確認し、それに伴う内部ブロック位置の修正。

アンプの使用も考慮し、ピエゾタイプのピックアップも搭載予定です。今回は搭載P.U.もお勧めのものをご用意しました。

一番気にしたのは、全体のボディ厚。

前回のアイチ木材さんでいただいたマホガニーのブロックはこれ用です。

もう少し箱鳴り感が欲しいと思い、お願いして厚胴にできるマホガニーを用意してもらいました。

削り出したら、ほとんど木屑になってしまいましたが、やむを得ません。ボディの抜き方もこれからもうひと手間かけて、以前のものより少しサイド、バックの板厚を変更します。

さらに、S様のモデルにも施した、サイドポートも少し仕様を変更して採用する予定です。

自分で製作していてとても楽しみです。

スチール弦モデル、ナイロン弦モデルともに製作していますので、皆さまもぜひご期待ください。

おすすめ