工房訪問記

【 工房訪問記 17 】 神奈川県 K様

2022.12.14

先日開催の大試奏会でK様にお選びいただいた、極上のキルトメイプルバック。その他の仕様を決めるために工房へ行ってきました。

神奈川のご自宅までお迎えにあがり、工房へ。K様は通算2回目の工房行きとなります。前回の工房訪問はこちらからどうぞ。

今回オーダーのモデルは、ボディシェイプが「 SJF 」。スモールジャンボ、フローレンタインカッタウェイ仕様です。

まずはお客様の修理調整品の進捗を確認しながら、コーヒーを一杯。・・・と思っていましたが、K様は早速横山氏と材料の物色を開始。さすが2回目の工房ともなれば、手慣れたもので早いですね。

K様の中ではほぼ構想が固まっていたので、材料の決定はとてもスムーズ。あっという間に決まってしまいました。指板&駒材は今回特別にマダガスカルローズウッドをチョイス。ドラマチックな杢で、キルトメイプルとの対比もきれいです。

今回はOgawa Inlay Craftの小川さんにインレイを入れてもらうリクエストです。

K様のご希望に合わせてデザインしていただいたのがこちら。

ヘッドと指板部分に紅葉のインレイです。このデザインも素敵ですが、小川さんの実際の仕上がりはこれ以上ですからね。とても楽しみです。

その材料の決定の横で、私は年末の大試奏会にご来場いただいたS様のブラジリアンローズウッドを物色。

どれも良い材ですが、S様の好みはこれかな?!などと思いを馳せながら選んでいると、今回同行のK様が「・・・今ならこの中から選べるんですか?」と謎な質問。

「・・・ん?!」と少し理解に時間がかかりましたが、欲しいって事ですよね。

もちろんお選びいただけます。

サイド材もきれいなブラジリアンローズウッドが揃っています。いいなぁ、羨ましいなぁ・・・。やっぱり憧れのブラジリアンローズウッドですもの。

おめがねにかなった材料がこちらです。

いやぁ、素晴らしい材料です。まだこんな良い材をストックしているとは・・・さすがです。

ボディトップはジャーマンスプルース、その他の材料部分にも贅沢にチョイスし、こちらもあっという間に仕様が決まってしまいました。

今回もオーディトリアムのノンカッタウェイ「 AN 」で行くそうです。

最後にあれもこれも記念撮影。

今回は凄い工房訪問となってしまいました。K様、驚きをありがとうございます。

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